嫌な気持ちで終わった結婚式

夫にプロプーズされて結婚しましたが、結婚して3カ月頃、夫が転勤で県外に行く事になり、結婚式を挙げる事ができませんでした。夫の転勤先は偶然にも、夫の父が離婚して1人で住んでいる土地でした。同じ土地の息子が引っ越してきた事がうれしかったようで頻繁に泊りに来ましたが、朝早く起きて勝手に冷蔵庫や風呂場を掃除する事がとても嫌でしたが、言えずに我慢していました。妊娠して子供が産まれ、私は里帰りをしていました。里帰り中に偶然見かけた「費用なしの結婚式」というポスターを見かけて、問い合わせると、会費だけで結婚式と披露宴ができるというプランで、夫に相談して遅くなったけれども結婚式を挙げる事にしました。お互いの両親にも結婚式を挙げる事を伝えると、とても喜んでくれて、夫の父は「費用は任せておけ。」と言うので安心して準備を始めました。夫の両親が離婚している事もあり、準備は中々スムーズに進みませんでしたが、何とか当日を迎える事ができました。感動に包まれ、本当に素晴らしい結婚式で、夫と結婚式をして良かったねと話していました。結婚式を終えて落ち着いた頃、県外帰りました。夫の父から、「結婚式のお金払うから、ご飯を食べに行こう。」と言われてご飯を食べに行きました。食べ終わり、会計になると、夫の父は私に茶封筒を渡して「これ、ご飯代と結婚式代。これしか出せないから。」と言いました。中には10万円入っていました。結婚式は会費で賄えると言っても、夫の家族の会費や、家族の着付け、夫の両親が離婚している事でもめて余計に請求された分を合わせても、夫側で20万円の費用がかかりました。ご飯代の5千円を引くと、9万5千円しか、くれていません。私は固まって何も言えなくなりました。夫は「ごめん。」とだけ言いました。結局残りの費用は家の両親が払ってくれましたが、腹が立って仕方ありません。夫がまた転勤になり、夫の父が「行かないで。」と言いましたが、私は夫の父と離れて正直ホッとしています。

「こんな楽しい結婚式は初めて、また出たい。」と言われた私たちの結婚式

主人と彼の友達とは以前からの知り合いでした。仲間内では最後の結婚とあって私達の結婚式を盛大に祝ってくれました。
まず、10時からの式に9時から来て式場併設のウェイティングバーに全員集合。会社はそれぞれ違っても彼らは役職付きの営業マン。やってきた親族達に祝辞を述べ接待を始めました。式が始まると頼みもしないのに万歳三唱、出てくると大量の紙吹雪が飛びます。どうやら事前に準備しており、それをウェイティングバーで接待しながら出席者に渡していたようです。牧師さんには感謝のハグを順番にしていました。祝辞では大泣きしながら褒め称え、余興のダンスはプロ並みの歌声と激しいダンス。男友達一人ひとりから私に「今まで言えなかったけれど・・・・前から好きでした!!」と告白して主人を慌てさせ、女友達は主人に「彼女を捨てたら容赦しないから。」と脅されていました。
お色直しではモデル撮影会ばりに写真を撮りまくり、ケーキカットではナイフの取り合いや、ケーキの奪い合いをした後、主人が無事納めるという寸劇もありました。ブーケトスではブーケが独身女性の顔に当たらないように担当を決めて代理でキャッチしたり、会場ではサービスが行き届くよう指示を出したり。お酒が飲めない私の横にはそれを空けるバケツが用意されていましたが、それでは失礼だからと友人たちが交代で隣に立ち、祝い酒を持ってくる親類たちに「せっかくの御酒ですので新婦になり代わり私が。」と全部平らげてくれました。後で聞くと会場の担当者が「プロが何人もいて楽だったし、勉強になった。途中からは彼らに任せきりだった。」と苦笑いしていたそうです。また、コーディネーターからは「こんな式は初めてです。なんだか芸能人の結婚式みたい、行ったことないけど。」と訳のわからない褒め言葉(?)を貰いました
予定外が多くて担当の方々には申し訳なかったのですが、とても楽しい結婚式ができたし来客も「こんな楽しい結婚式は初めて、また出たい。」と言ってくれました。こんな経験、二度はありません。

姉のブーケが私へ、そして私のブーケが妹へ

結婚式当日の花嫁さんの朝はとても早いです。午後からの式の場合は違うと思いますが、私の場合は午前中の式だったので、朝5時から式場で準備をしました。地元の神社での挙式で、白無垢にカツラ。ではなく、白無垢を着て髪は洋風に、真っ白なダリアの花を3つ付けました。このダリアの花は造花ですが、式場のお花を手掛けて下さったお花屋さんの手作りです。過去に女優の沢尻エリカさんがユリの花飾りをされていましたが、あのようなイメージです。本当に素敵なお花で、招待客の皆さんにもとても好評でした。

ホテルへ戻り披露宴の時間に。友達の一人が「一生に一度の時間を楽しんでね」と言ってくれました。この一言で、私の緊張はほぐれ結婚式という時間を楽しむ事ができました。何と言っても、結婚式の主役は花嫁ですから。人生で主役になれるのはこの時ぐらいです。

式は予定通り進み、私が最もやりたくないと思っていた事。「両親への手紙」です。ついにその手紙を読む時が来ました。この手紙は前日まで書き上げる事が出来ず、また当日両親の前で読み終える事は絶対に出来ないと思っていたので(泣いてしまって読めない)、司会の方にもコピーを渡し、私が読めなくなった場合に代読してもらうようにしていました。読み始める前に、込み上げてくる感謝の思いで言葉が出ませんでしたが、面と向かって感謝の気持ちを伝えるのはこの先もきっとないだろうと思うと、詰まりながらも最後まで読む事ができました。

両親への花束贈呈も終わり、新郎新婦の退場です。私は退場する時に妹へブーケを渡しました。花嫁のブーケを受け取った女性は次に結婚できると言われています。私も友達の結婚式で何度かブーケを受け取った事がありますが、(奪い合った事もあります…)次だったのかどうかは別として無事に結婚する事ができました。実は私は姉の結婚式でもブーケを引き当てました。そして私の渡したブーケの効果かわかりませんが、来年妹が結婚する事になりました。姉としてはとても嬉しい思いで一杯です。